参議院東日本大震災復興特別委員会の理事会で1泊2日の視察に行ってきました。
宮城岩手の二県11ヶ所でお話を伺い、意見交換を行いました。
結論から申し上げますと、非常に有意義な時間となりました。
正直、政治の世界に入る前までは国会議員の行く視察など”意味あるの?”くらい思っていたのですが、意味はありました。
【どんな意味があったのか?】
①被災した地元の方のリアルな声を地元選出議員だけではなく、超党派でその思いを聞ける事。また、その思いを”国”に伝えたい!という地元の各団体や企業の代表の方が強く願われていたご様子が伺えた。
→地元や現場の声を聞かずにあれが無駄これが無駄、あれに金使えなどと文句ばっかりにならない
②当委員会は復興庁所管の委員会の為に、復興税/復興予算を活用している団体が多く、その活用に”国”を通じて全国の皆様に感謝の声を伝えたい。その気持ちが大いに伝わってきた。
→復興庁が現地で行なっている地道な作業や取り組みまで詳細を聞く機会がない。もちろん聞けば答えてくれますが、わざわざ言ってくる事はない
③復興庁/経産省/各自治体そして与野党の議員団が一同に介している為に問題点の把握から解決策の模索までの話が早い。
→普段別々の活動のために伝言に時間を要し、伝言の中で齟齬が生じる
③バスの中や食事中に役人/地元の方からの説明等があり、無駄がなく要領がいい。そのおかげで宮城入りしてから終わりまで300km以上の移動距離にも関わらず11ヶ所も視察/会議を行えた。
→全国各地様々な方々とたくさん今まで視察行きましたが、効率よくスケジュール組む事が難しく無駄な時間が多くかかる事が多々ある。
自身でもスケジュール組むのでよく失敗してしまう。
④夜の会食は党派を超え、立法府/行政の壁を超えて普段堅苦しい話しかしにくい中、ざっくばらんに本音を語り合える交流ができた。
→気心の知れた交流はあっても、普段委員会等でしか交流のない方々と交流がなく、本音で話せる機会が意外と少ない。同じ党内であっても大会派の党はよくある話らしい
正直、期待していなかっただけに驚きました。
理事の皆さん、効率よくスケジュールを組んでくださった復興庁の職員の方々ごめんなさい。素直にありがとうございました。
しかしながら最重要案件は、これらのヒアリングを行った内容をどの様にして効率よく委員会で問題解決を図るのか?また、普段からこの様な形で超党派/行政府と本音ベースで解決に向けてぶつけていく事が望ましく思う。
今回の視察を通して出会わせていただいた皆様に心より感謝申し上げますと共に、視察を委員会で活かせる様に取り組んでいくことを約束して、総括とさせていただきます。